• 2024.05.09
  • ゴールドコーストで湿気に悩まされる
昨年の9月初旬から1月31日までの約5か月間、日本に滞在しておりました。家を空けている間は、友人が大きな観葉植物の水やりに来てくれましたが、それ以外は人が出入りすることもなく、ドアや窓の開け閉めはもちろんされないままでした。2月に帰国した際、家のドアを開けると、なんとなく家の中がかび臭いような感じが。日本滞在中もゴールドコーストは雨ばかり降っているよとは聞いてはいましたが、やはりその影響なのでしょうか。
どれだけ雨が降っていたか、降雨量など去年と比較してみました。
するとやはり今夏シーズンのほうが圧倒的に降雨量も雨の日も多かったのです。
例えば、2022年11月の降雨量は20mm、雨の日は8日間だけだったのに対して、2023年11月の降雨量は133mmと前年の6倍以上、雨の日も14日間もありました。
2023年1月の降雨量52mm、雨の日数8日に対して、今年の1月(2024年)はなんと、降雨量245mmで前年の約5倍、雨の日が21日という記録でした。
1か月のうち21日間も雨の日だったとは!
そしてこれが1月までには終わらず、2月の降雨量も141mm、雨の日が16日、3月も161mm、雨の日が20日と、雨が降らない日が一か月の間に10日、長くても2週間という雨ばかりの夏だったのです。こうやって改めて数値でみると、去年よりも明らかに雨の量と雨の日が多いのです。ゴールドコーストは沖縄のような気温ですが、湿度は日本よりも低いので夏でも比較的カラッとして過ごしやすかったのですが、これだけ雨が降るとさすがにジメジメとしてきて湿気もたまります。普段の夏なら暑くても夕方には過ごしやすくなってくるのですが、湿気のせいか、夜でも蒸し暑い日が続きました。
そして、雨の日が続くと心配になるのが湿気やカビ。
恐る恐る、戸棚の奥や普段使わないようなものを引っ張り出してみたら、そこにはカビが。海の近くに住んでいてもカビとは無縁だったので、お気に入りの靴やカバンにカビが生えていたのを見たときはショックでした。
そして、オーストラリアに住んでから初めて除湿剤を買うことになりました。
大手スーパーマーケットBig Wで除湿剤がセールをしていたので行ってみたら、棚にはぽつんと最後の一個があるだけ。きっと私と同じように、今シーズンの夏の湿気で悩まされている人がたくさんいたのだろうと思います。そして、そのままダイソーへ直行。日本では100均の商品が、こちらでは3ドル30セント(日本円で約323円)しますが、それでも他のスーパーで売られているものよりも安いので、クローゼット用や靴箱などに入れる除湿剤など合わせて20個ほど大量買いしました。
こうやって買ってきたとたんに、あまり雨が降らなくなってくるのはよくあることです 苦笑。4月になったとたん、雨の日も減り、朝晩も涼しくなって確実に気候が夏の終わりから秋へと向かい始めました。あれだけジメジメしていたのに、今度は乾燥に注意する季節に突入します。この大量の除湿剤は、来シーズンの夏まで取っておくことになりそうです。
このような異常気候はオーストラリアだけでなく、世界各地で起こっています。そのうちゴールドコーストにも雪が降るとか今まで予測もしなかったような気候になるかもしれませんね。

特派員

  • 菅沼 千栄子(旧姓 名倉)
  • 職業会社員

2000年に渡豪。日系旅行会社勤務等を経て、2014年から現地建設会社に勤務。休日は、趣味の一つであるソイキャンドル作りやビーチウオークを楽しんでいます。当地のレアな生活情報をお伝えしたいと思います。

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